USCPA合格までにかかった勉強時間



1000時間で合格可能!一日〇〇分で働きながら合格可能!と予備校は敷居を下げるためやや過激な宣伝をしていますが、実際に私が合格までにかかった時間を書いてみます。

スペック


必要な勉強時間は受験者のスペックやバックグラウンドによって大きく変わってくるものだと思うので、前提となる私のスペックについて書いておきます。英語力も会計知識も日本人合格者の平均レベルくらいかなと思っています。英語、会計のどちらかが苦手な場合、もう片方のレベルがかなり高くないと合格は難しい試験だと感じています。TOEIC800、簿記2級くらいがスタートラインでしょうか。どちらも苦手な場合は、学習効率または学習時間でカバーする必要があります。

英語力


学生時代に受けたTOEICは880でした(特にTOEIC対策はなし)。今受けたら900点は超えるのではないかと思います。リスニングよりリーディングの方が得意で点数も高かったです。TOEICのリーディングは全て読んでも15分ほど時間が余ったので英文を読むのは速いほうです(ちなみに日本語の文章を読むのも速いです)。USCPA試験でも時間配分はあまり意識しなくても、どの科目も時間以内に全問解き切ることができました。


インドで英語を使って働いていた経験もUSCPA試験に役立ちました。会計用語は日常的に使っていましたし、英語のinvoiceや契約書、会計基準を読み込むのはまさにTBS問題という感じでした。


日本人の中では英語力は高いほうだとは思いますが、ネイティブとは比べ物になりません。AUD、BEC、REGのビジネスローでは知らない単語がたくさん出てきて問題の意味がわからず解けないことも多かったです。

会計知識・実務経験


簿記2級(連結などが試験範囲に入って難しくなった後の)を取得済みです。仕訳で考える癖がついていたので、FARの勉強も仕訳を意識しながら進めることができました。


新卒で入った会社では工場経理として原価計算、予算策定を担当していました。ここで 得た知識はBECでそのまま役に立ちました。


二社目では海外現地法人で制度会計の仕事を担当し、決算業務(主にインドの財務諸表を連結用に組み替える仕事)を通して広く浅く全体を見る経験をしました。監査も度々受けていました。実務はローカルスタッフに任せていたので一つ一つの知識は深くありませんが、FARとAUDの試験では実務経験が役立ったと感じています。

USCPA合格までの勉強時間


以上を踏まえて私のトータル勉強時間は…約1500時間です。科目別の内訳は下記の通りです。


一時帰国のタイミングしか受験ができなかったため、75点ギリギリの合格を目指すのではなく、90点を狙って80〜85点あたりに落ち着くという受験の仕方をしていました。そのためやや学習時間が多くなっています。


FARは初受験だったため、どのくらい勉強すれば合格ラインに達するかが分からずやりすぎた感があります。AUDは途中で教材を変えたため余分に時間がかかりました(というかP校教材で全体像が掴めないまま勉強していた時間は丸々無駄だった気がしています…)。BECは工業簿記の対策がほとんど要らなかったことと、これまでの試験の慣れもあって効率良く勉強できました。WC対策で時間がかかったにもかかわらず、一番短い時間で合格できました。REGは半年かけてダラダラと勉強してしまいましたが、集計してみると総勉強時間は多くなかったです。

勉強時間削減のポイント


反省を元に、勉強時間削減できたなというポイントを書いていきます。

  1. 適切な教材を使用する
  2. 75点合格を狙う
  3. 学習効率を上げる


1は具体的には、アビタスへの切替とREGでのTAC教材の追加です。元々の知識がないのにプロアクティブで学習するのは独学しているのとあまり変わらなかったです。REGはTAC直対で暗記するのがコスパがいいと思います。


2は前述の通りです。出題運もあるので、完璧を目指さずに早めに受けたほうがいいと思います。とは言っても落ちると余計にお金も時間がかかるので、模試を活用して実力を見極めるのがおすすめです。私は本番以外で4時間も集中力が持たないというゴミみたいな理由で一度も受けませんでした。舐めてますね。。


3はMC1周目で悩まない、ということに尽きます。MC1周目は単語が分からなかったり、講義で聞いてわかったつもりになっていても解けないということが多々あります。私は悩みこんでしまったりそのまま集中力が切れてTwitterを眺めてしまったり…と非常に効率の悪いやり方をしてしまいました。1問3分以上かけない、などと自分でルールを決めて、わからなければすぐ答えを見て進んでいったほうがよいです。


これらをうまく行えば300hほど少なく1200hくらいで合格は可能だったかもしれません。

学習期間とスケジュール


期間としては2年弱かかっています。最初と最後の方は少しペースが落ちていますが、週20h、月80hの学習を1年半くらい続けたというイメージです。学習開始から最初の受験までに半年以上かけて2科目勉強していたことで、Expireには余裕を持って全科目合格できました。


週20hというのは合格レベルに達するのに必要な勉強時間の一つの目安だと思います。一日1時間コツコツ勉強するというやり方だと合格は難しいか、Expireの危険が高まるのではないでしょうか。社会人だと平日1〜2h、週末に5〜6hという方も多いですが、私は休日に連続して勉強する体力がないので毎日3h勉強していました。配分はどうあれ、とにかく週20h確保できる環境とやる気があるかどうかが合否を分けると思います。

USCPAは簡単ではないと思う


1000hで受かる、誰でも受かる、というのはやはり予備校のポジショントークであり、誤解を生んでいると思います。(日本においてUSCPAのイメージを下げることに繋がりかねず、長期的には予備校にとってもあまり良い結果にはならないと思うんですけどね)


簿記2級、TOEIC800くらいの人が週20hの勉強を2年続けられれば受かる、というのが私がやってみての感想です。簡単なことではないと思います。

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