インドで現地採用から駐在員になった話


更新が滞っていましたが、これからは気楽に書くことで更新頻度を上げていきたいと思います。

最近起こったことで、ブログのネタになりそうなことと言えば、タイトルの通りです。

一般職、総合職、駐在、現地採用と分けて考えるのが私はあまり好きではありません。入り口で決められた身分が、その後の働きに関係なくついてまわるのはおかしいと思います。現地採用だろうが駐在だろうが私は私、仕事も同じようにするだけです。ですが、興味のある人も多い話題だと思うので今回は職掌転換した話を書いていきます。

 

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駐在員になるまでの経緯

現地採用として働き始めた当初から、インド以外で働くことに興味はあるか? 将来的に本社採用とならないか? という話はありました。私の会社はいわゆるグローバル人材が少なく、海外現地採用で良い人がいれば本社で採用し他国でも活躍してもらうという方針です。私の前にも何件か前例があります。

働き始めて半年くらいたったころ、上司が私のことを評価してくれ、本社で人事権を持つ偉い人に私の話をしてくれていたようです。そのときの本社側の回答は「1~2年働いたら」というものでした。会社から見ればコスト増なので、当たり前ですが簡単には許可してくれません。1年と2年では倍違うんですけどね…

そしてインドに来てもうすぐ一年というところで、上司と昇給についての面談がありました。そのころには、求められている(給与)以上のアウトプットは出しており、私のことを簡単に切れないだろうという自信があったので、強気の交渉をしました(これ、まさにインド人がやることでは…)。まず、本社採用の話はどうなったのですか?というところから始め、できないのであれば給与を同じレベルにあげてくださいと言いました。インド人もびっくりな無茶振りです。ただ、上司も「あなたの働きに対して今の給与は安すぎる」と言ってくれ、普段から申し訳なく思っているのも伝わっていました。

そのあと上司が本社に掛け合ってくれ、面接を受けることになりました。上司が会社で発言権を持っていたことも私にとってはラッキーでした。おそらく推薦者が力を持っていないと、通らないと思います。

ちなみにですが、現地採用のままであれば、月30万円+住宅費全額会社負担というところまでは引き出せました。

 

本社採用のための面接

インドからテレビ電話で一回、日本の本社で一回の計二回面接を受けました。内容は、志望動機、前職の退職理由、現在の業務内容、今後の希望などです。一次面接は普段の業務でもやり取りする本社側の方が面接官の一人だったので、リラックスした雰囲気でした。

二次は役員面接で、特に前職の退職理由を掘り下げられました。本社としてもすぐ辞められては困るので、気になるところなのだと思います。退職理由は本音では「ブラックだったから」の一言ですが、いつも用意している「海外で働きたいという希望があったが、前職ではチャンスが回ってこないと思った」という回答で乗り切りました。大学が外国語学部なので、考えと行動が一致しているということで納得してもらえ、さらに行動力があるというプラスの評価をしてもらえることが多いです。会社としてもその希望を叶えてあげれば働き続けてもらえるということが分かり、安心材料になるようです。

私はとても緊張しやすく面接が苦手なのですが、新卒、転職、転換と場数を踏んだことでさすがにコツを掴んできた感があります。

役員面接も最初は重い空気から始まりましたが、最終的には好印象を与えられたようで「あなたのような優秀な方に活躍してもらいたい」と言ってもらえました。

 

駐在員となって変わったこと

一番大きな変化は給与です。そのために志望したと言っても過言ではありません。基本給に加え、みなし残業代、ハードシップ手当が出ます。さらに住民税がかからず、所得税が会社負担(これは以前から)なので、給与がほぼそのまま手取りとなるのが大きいです。計算したところ、現地採用の時と比べて2.7倍となる見込みです。

業務は、大きく変わりません。上司は仕事を頼みやすくなったと言っていました。残業が増えないよううまくコントロールしていきたいです。本社側の知り合いが増え、やり取りがしやすくなったのも本社採用になって本社で研修を受けた成果かと思います。

上記のように、業務は変わりませんし私という人間がある日を境に急に変わったということもありませんが、肌で感じる変化としては現地採用と自己紹介するより駐在員と言ったほうが、社外の人からの信頼や評価を簡単に得やすいです。何が知りたいのか分かりませんが、セミナーなどで社外の人に会うとけっこう聞かれます。若い女性だからでしょうか。インドに来てから、若い女性というだけで仕事上の評価がマイナスからスタートしていると感じることがあり、正直疲れます。なぜニュートラルなところからスタートできず、「挽回」するところからがんばらないといけないのだろう?と。駐在員という肩書はそれを少し助けてくれるかもしれません。しかし私はそもそもそういう先入観が嫌いなので、自分の仕事を通してそういう空気を払拭していきたいです。誰もが認めるくらい仕事が素晴らしくできるわけではないので、目の前のことを淡々とやるだけですが…

デメリットは帰国のタイミングを選べないことです。今後は日本、他の海外で働く可能性があります。彼氏がおそらく来年インド赴任なので、面接時にあと2年はインドにいたいという希望を伝えています。その後も飲み会があるたびに「彼氏がインドに来る予定なので異動はもう少し待ってください!!」とアピールしています。知識が必要で誰でもできるわけではない業務を抱え込み、異動させづらい体制を作り上げようとしています。(組織としては良くないことだとわかっているので、同時にマニュアルを整備して引き継ぐ準備はしています。)そこまでやっても彼氏と帰任時期を合わせるのは至難の業なので、次は東南アジアの拠点にスライド異動を狙おうかな?と考えています。

インドで5年、10年と長く働く意思があるなら、現地採用のほうがいいと思います。毎年昇給すれば、給与面も十分な水準に達すると思うので。

 

現地採用から駐在員になるには

再現性のあると思われることを書いておきます。

  • 前例のある会社、採用の意欲のある会社に入る。(必須)
  • 辞められては困るという地位を築く。
  • 力のある人に評価してもらえるように行動する(本社に対して発言権のない人に気に入られても、駐在員になるという点では意味がない)。
  • 現地採用で既に働いている人を駐在員にすることで、会社にとってどんなメリットがあるのか考える。会社はただのコストアップはしないので。マネジメントするのか? 他国で活躍してくれるという将来性を買ってもらうのか? 優秀な人を繋ぎとめるために必要なコストと思ってもらうのか?など。

 

また、思いついたことがあれば追記します。2019年は継続的に更新することを目標とします。

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