ヒンディー語で愛・恋【pyar/ishq/mohabbat】


ナマステ! Nainaです。

ヒンディー語にはloveに相当する語がたくさんあります。
ちょっとマニアックですが、今日はその違いと使い分けについてまとめてみました。

 

ヒンディー語でlove

私が思いつくだけでも5つあります。

प्रेम prem プレーム

स्नेह sneh スネーハ

प्यार pyar ピャール

इश्क़ ishq イシュク

मोहब्बत mohabbat モハッバト/ムハッバト

 

由来の違い

prem、sneh、ishqはサンスクリット語由来、ishq、mohabbatはペルシャ語由来です。

ishqはヒンディー語には元々ない音であるQ(ق)が使われているのですぐに分かります。
教養のある俳優はしっかりとKと区別して発音しています。
KよりもQの方がよりのどの奥で発音します。

デーヴァナーガリー文字で表記する際も、普通のKとは区別されています。

K → क

Q → क़

違いがわかりづらいですが、普通のकの左下に点を打っています。

 

意味や用法の違い

上にあげた5つの中でよく使うのはpyar、ishq、mohabbatの3つです。

premは日本語でいう「戀」のような感じで、古い印象を受けます。日常会話ではほとんど使いません。

snehも日常会話では聞いたことがありません。
日本語訳は「愛情」が近く、「恋愛」という意味からは少し外れます。

ここからは会話や映画で頻出のpyar、ishq、mohabbatの3つを比較していきます。

 

pyar ピャール

最も一般的。ロマンス以外にも家族愛など、どんな種類の愛にも使える。

ishq イシュク

pyarよりもロマンチックな意味を持つ。
日本語で言うなら「恋」が近い。

ペルシャ語由来の単語なのでウルドゥー語で使用される。
映画のセリフや歌詞に使用され、会話ではあまり聞かれない。
迷ったらpyarが無難(ヒンディー語話者の意見)。

mohabbat モハッバト

広い意味での愛を表す。
mohabbatは何度でもできるが、ishqは一回しかできない(ウルドゥー語話者の意見)。
上記と関係があるか分かりませんが、मोहब्बतें (mohabbatein)と複数形で使われることもあります。

なんとなく違いが見えてきたでしょうか。

 

意味の違いを利用したストーリー

ネットで、pyar、ishq、mohabbatについてのショートストーリーを見つけました。
これを読むと、違いが明確になると思います。

 

ヴィジャイ「お父さん、僕はムクタを愛(pyar)してる。彼女との結婚をゆるしてほしい。」

父「息子よ、pyarの意味をわかっているか? お前の気持ちはpyar、ishq、mohabbatどれだ?」

ヴィジャイ「お父さん、3つとも同じでしょう?」

父「いや、全く違う。違いを言ってみろ。それを聞いて私は決断を下そう。」

父は息子に3日の猶予を与えた。
3日後、ヴィジャイはラージャスターンの王女のストーリーを父に話す。

ラージャスターンにある王女がいた。彼女は宮殿のすべての動物を愛して(pyar)いた。
つまりpyarは誰に対しても起こりうる気持ちである。

王女は王を愛して(mohabbat)いた。
もし王が腎臓を必要としていたら、王女は喜んで自らの腎臓を差し出しただろう。
これがmohabbatだ。

結婚の後、他の国との間に戦争が起こった。
王は王女を心配し、王女の様子を知るために戦場から何度も兵士を送った。王女は王が戦に集中していないことを悟った。
使いの兵が戦場に持ち帰るために何か王女の印となるものを要求すると、王女は剣で自らの頭を切り落としてしまった。
王女は王を愛して(ishq)いたため、王の負ける姿を見ることができなかったのだった。
王女が愛(ishq)のために身を捧げたあと、王は戦争に打ち勝った。

父「それで、お前のムクタへの気持ちはpyar、ishq、mohabbatどれなんだ?」

ヴィジャイ「mohabbat! 僕は彼女が手に入らなかったとしても死なないし、彼女もそうだろう。」

父「いいだろう。もしお前がishqと言ったなら、お前は恋に浮かれているだけだ。ムクタとの結婚を認めよう!」

 

pyarは広い意味の愛、ishqは情熱的な愛(恋)、mohabbatは無償の愛という使われ方をしています。
ヴィジャイが初め「どれも同じ」と発言しているように、ネイティブも違いを意識していなかったり明確に説明できなかったりします。

日本語の「愛」と「恋」も、私たちは無意識に使い分けていますが、定義を聞かれるとなかなか説明が難しく人によっても解釈が異なります。似たような状況がヒンディー語にもあるようです。

 

ボリウッドでの使用例

映画のタイトル

『Pyar Ishq aur Mohabbat』

3つとも使われています。
映画自体は失敗に終わったようです。

 

『Ishq Vishq』

英題は「Love Romance」となっていました。
若い時のシャーヒド・カプールがかわいいです。

 

『Pyar Toh Hona Hi Tha』

主役の二人は、この映画の翌年に本当に結婚しました。

 

曲のタイトル

Pyar Kiya To Darna Kya

「恋したなら何を恐れることがあるだろう」という意味のタイトルです。
前奏が長いですが、歌詞と映像が美しいのでぜひ見てほしいです。

 

Yeh Ishq Hai

 

『Jab We Met』から一曲。
カリーナがかわいい!

代表的なものをあげてみましたが、セリフや歌詞を含めれば無限にあると思います。
pyar、ishq、mohabbatはヒンディー語で超重要単語なので、ニュアンスまで掴んでおきましょう!!

今日は以上です!

この記事へのコメント

  1. pyar 響きが良いですね。
    Abhi Kuch Dino Se って曲でも繰り返し出てくるので、ピャールが耳から離れません。

    1. ピャール言いやすくていいですよね!
      個人的にはロマンチックな響きのあるishqが好きです。
      Abhi Kuch Dino Se初めて聴きましたが、ピャール言ってますね!

      1. へぇー、ishq はロマンチックなんですね。
        使ってみよう!って、どこで使うんだ^^;

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