インド人に騙された? インド人と日本人の価値観の違い


ナマステ、Nainaです。

インドを旅行してきた人が、「インド人にぼったくられた」「インド人に騙された」という話をしているのを耳にすることがあります。

中には悪質なものもありますが、それは騙されたとは言わないのでは?と思うことがあります。
インド人と日本人の価値観の違いと、インドで消耗せずに過ごすための考え方を述べたいと思います。

 

よくある事例

インド人店員
ナマステ。Omiyage! ストールKawaiiね! ブルー、ピンクあるよ。
日本人旅行者
ナマステ~。ストールかわい~。How much?
インド人店員
3000ルピー。
日本人旅行者
3000ルピーかぁ。。これって高いのかな? だまそうとしてる?

インド人店員
これパシュミナね。Try? 何色ほしい?

※パシュミナは高級な素材です。

日本人旅行者
うわぁ、色々出し始めた。。断りづらいよ~。でもかわいいからいいかな。。
インド人店員
Looking Goodね。
Which color?
日本人旅行者
グイグイくるな。。どうしよう。
インド人店員
 オーケー、How much you want?

 

日本人旅行者
え~。相場がわからない。
 
日本人旅行者
 …2000ルピー? オーケー?

インド人店員
オーケーオーケー。タンキュー。アリガト。

 

日本人旅行者
もっと値切れたのかな。。

 

後日。

日本人旅行者
 これ、2000ルピーで買ったんですけど、高いですかね?
日本人旅行者2
えー! 似たようなの500ルピーでしたよ。ぼられてます! 

 

日本人旅行者
騙された…!! 許せない!

 

日本人とインド人の意識のずれ

目的地と違う列車のチケットを買わされた、などは明らかに詐欺ですが、上に書いたような例ではインド人は騙したつもりはないと思います。

日本人の言い分

500ルピーのものを2000ルピーで買わされた。
これは詐欺である。

インド人の考え

彼女はあのストールを気に入ってくれたみたいだ。
2000ルピーで買いたいと言っていた。
こっちも儲かったし、今日はいい商売ができたなぁ。

 

日本人の感覚も分かるのでインド人の肩を持つわけではないですが、インドに来たらインド流の考え方を学んで対応していくことも必要です。

 

欲しくなかったらNoと言えばいい

まず、日本人の「買わされた」という意識。

ナイフで脅されたわけでもないので、最終的に「買う」という判断をし財布を開けてお金を渡したのは自分です。
「買わされた」という受け身の感覚ではなく、自分の判断に対して責任感を持つ必要があります。

買いたくないのなら、その場でNoと言うことが大切です。
それをしなかったのなら、「買わされた」のではなく「買った」のであり、後から文句を言うのはお門違いというものです。

 

モノの値段は自分で決める

次に「500ルピーのものを2000ルピーで買わされた」という”500ルピーのもの”という部分。
日本では全ての商品に値札がついていて誰がどこで買っても同じ値段であるため、私たちはものには決まった値段があるという意識を持っています。

ですが、インドではそうではありません。
例に出したストールは”500ルピーのもの”ではなく、500ルピーで買いたい人にとっては500ルピー、2000ルピーで買いたい人にとっては2000ルピーのストールです。

値札がないというのは、「値段が隠されている」のではなく「あなたの望む金額で買ってね」という意味だと私はとらえています。
  
外国人には高く売りつけるという話も聞きますしそういう側面もあるとは思いますが、根底にあるのはこの考え方です。
結果的に、2000ルピーで買う人(買える人、また買ってしまう人を含む)に外国人が多いのではないでしょうか。

「あなたの望む金額で買ってね」というメッセージを受け取って、まずはモノの値段は自分で決めるという意識を持つことが大切です。
買いたい金額と売りたい金額に落としどころが見つかれば交渉成立、そうでなければ売り手と買い手のどちらかがNoと言うだけです。

 

値段のつけ方 ――いくら払いたいか

そうはいっても、そもそも私たち日本人は自分で値を付けるということに慣れていないと思います。
急にインド人に「いくらなら買う?」と聞かれると、「相場はいくらだろう?」「適正価格はいくらだろう?」「現地の人はいくらで買っているのだろう?」ということに意識が向きがちです。

そうではなくて、シンプルに「このモノ(やサービス)にいくら払いたいか?」という視点で考えてみてはどうでしょうか。

外国人であることや経済的余裕、店員の好き嫌い、その日の気分など様々な要素をひっくるめて、「いくら払いたいか?」で値段を決めるのです。
そうすれば、払いたくて払ったのだから、それが相場とかけ離れていたとしても後味の悪い思いをしないで済みます。

 

現地人価格まで値切る必要があるのか

このような考え方で暮らしてみると、私は現地人価格まで値切る必要は感じません。

私は現地のマネージャークラス以上のお給料をもらっているため、私にとっての適正価格、つまり私が払いたいと思う金額は現地人よりも少し高いです。
それなのに、50ルピー払ってもいいと思っているところを30ルピーにするために闘うのは時間と感情の無駄遣いというものです。
なので私はあくまで「いくら払いたいか」を考え、現地価格にはこだわりません。

「二重価格は許せない!」という信条の方や、10ルピーが重要な意味を持つバックパッカーや学生にとっての適正価格は現地価格になると思います。
その場合は手間をかけて交渉していくしかないですが、闇雲に現地価格を目指して消耗していないかということを一度考えてみたほうがいいと思います。

 

まとめ ――価格交渉で消耗しないために

  1. 値段は自分で決める
  2. その基準に合わない場合はNoと言う
  3. 自分の判断に責任を持ち、後から悩まない・文句を言わない

 

日本で生活しているとあらゆることがスムーズに進みますが、インドでは買い物一つとっても”判断”や”選択”といったことを迫られます。
そこがインドの大変さであり、面白いところでもあるのではないでしょうか。
私もときどき疲れてしまうことはありますが、できるだけ楽しみながら生活したいなーと思っています。

この記事へのコメント

  1. はじめまして、ナマスカラ
    私も今年からバンガロールに赴任している日本人です。
    お互い頑張りましょう!
    また見に来ます。

    1. にゃもさん
      ナマスカラ! コメントありがとうございます。
      バンガロール、いいところですね。
      お互いがんばりましょう!

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