海外就職による国際遠距離恋愛について


海外就職をきっかけに恋人と遠距離になる人、また海外就職をしたいけれど恋人との関係に悩んでいる人…色々な人がいると思います。
私にも海外就職前から付き合っている彼氏がいて、今はインドと日本で国際遠距離恋愛をしています。
海外に行くために恋人と別れるのも、恋人がいるからという理由だけで前の仕事を続けるのもどちらも嫌で、二人で話し合った結果今は遠距離恋愛という形をとっています。

なお私は以前にもインド‐日本の遠距離恋愛で破局した経験があり、遠距離恋愛成就法のような偉そうなことは言えないのですが、そのような経験も踏まえて遠距離恋愛に対して思うことを述べたいと思います。
こんな考えで、こんなスタイルの人もいるよ、という一例として読んでいただければ幸いです。

 

遠距離恋愛は難しい

まず、いきなりですが遠距離恋愛は難しいです。
前の会社の同期で入社時に遠距離恋愛をしていた7組中、6組(85パーセント!)が別れています。
遠距離でなくてもカップルの3分の1は別れるそうですが、それにしても多いです。

なぜ難しいのかというと、そもそも遠距離恋愛というのは自然の摂理に反しているからだと思います。
大昔から人間は恋愛(定義や価値観は時代によって変わってきたにしても)をして子孫を残してきましたが、そのときの相手は必ず歩いて行ける範囲にいたはずです。
 
ところが技術の進歩により、飛行機で外国へ気軽に行けるようになり、外国にいる人ともインターネットを通じてリアルタイムで連絡がとれるようになりました。
こうして遠距離恋愛が可能となったわけですが、相手に触れる、子孫を残すといった恋愛の根源的な部分は遠距離恋愛では達成できません。
ソフトの進化に対してハードがついてきていないのです。
ハードの進化には何万年という気の遠くなるような時間が必要なので、私たちが生きている間にはこの矛盾は解決しないでしょう(現代の社会が、女性が男性と同じように教育を受け仕事をしているにもかかわらず子供を産めるのは女性だけだという矛盾を抱えているのと同じですね)。

もちろん私たちは猿ではなく人間なので、会えなくてもお互いを信頼しコミュニケーションをとることはできます。

それでも私は、遠距離恋愛は技術の進歩によって生み出された矛盾であり、人間という生物にとっては無理のある状態だと思っています。
 

 

遠距離恋愛の成否の分かれ目

遠距離は相手の様子が見えないため相手を信頼できるかどうかが大事だということをよく聞きます。
ですがそれは遠距離に限ったことではなく、信頼できない相手とは近くにいても遅かれ早かれ別れることになるのではないでしょうか。というか別れたほうがいいと思います。

次に、新幹線で行ける距離なのか、飛行機を使わなければならないのか、高額な交通費を払う余裕があるのかなど、距離や金銭的事情も二人の関係に影響してくるかもしれません。
ですがこれも決定的なものではないと私は思います。

遠距離恋愛の成功とは、当たり前ですが「遠距離恋愛を終わらせること」以外にないのではないでしょうか。
やはり恋愛は会ってなんぼです。
遠距離恋愛を継続させる、というよりは終わらせることに情熱を注いだほうが合理的だと思います。

それが簡単にできないから遠距離恋愛をしているのだ、と怒られてしまいそうですが。。
すぐに今の状態が解消できないとしても、少なくとも遠距離恋愛を上手く続けるためには「遠距離恋愛を終わらせる意思がある」というのが絶対条件だと思います。
そしてその意思を二人で共有し、具体的な期限を設定したり転職活動や異動願いを出すなどの行動に移すことで前向きに交際を続けることが可能になると思います。
私も彼氏の転職活動の話を聞いたり、インドで一緒にしたいことを考えたりして前向きに過ごしています。

終わりが見えない遠距離恋愛は、いくら相手が好きでも(好きだからこそ)しんどいものだと思います。

 

海外就職と遠距離恋愛

私は安易な遠距離恋愛はおすすめしません。
まずは交際相手と腹を割って話し合うべきだと思います。

  • お互いにこれからも一緒にいたいと思うのか
    これは大前提ですね。
    別に一緒にいなくてもいい、という結論であればそこで解散してお互い好きなことをすればいいと思います。
    なんとなく遠距離を始めるより、潔く別れたほうがとっぽどいいです。

  • 人生プラン(働き方、住む場所など)
    リスクを取ってでも海外に行きたいのか、日本での安定を望むのか、などお互いの理想のライフスタイルをはっきりさせる必要があります。
    また、自分は海外に住みたいけれども、相手は日本以外は絶対に住みたくないという考えかもしれません。
     どちらが正しいということはありませんが二人の理想像があまりに違う場合、残念ですがお互いのために別れたほうがよいです。
    遠距離恋愛に踏み切ったところで、今後二人の人生は交わることがありません。

なんだか別れることをすすめているみたいですが、上記の二つをクリアできて初めて遠距離恋愛が成功する可能性があるかなと思います。

もう一つ注意が必要なのは、理想のライフスタイル、ライフプランは日々変わっていくものだということです。
海外就職を考えるようなタイプの人や、海外など異文化に触れる環境にある人ならなおさらです。
現時点で価値観が一致していたとしても、環境の変化などですれ違ってしまうこともあるかもしれません。
それは仕方のないことだと思います。

反対にこれを前向きにとらえれば、お互いの価値観をすり合わせていくことも可能です。
例えば恋人が海外に行きたがらなくても、海外の面白さを伝えるだとか、海外に行きたくない原因を解決してあげる(汚いのが嫌なのであれば、少しお金をだしてでも清潔な家に住むことを約束する、など)だとか様々な方法があると思います。

やはり一番大事なのは、相手が好きでこれからも一緒にいたいと思うかですね。

繰り返しになりますが「私たちは愛し合っているから大丈夫」は大丈夫ではありません。
相手が好きで一緒にいたいから、価値観をすり合わせ、お互いの理想の人生が同じ地点に向かうように(=遠距離を終わらせる)努力する、ということです。

それができる関係であれば、国際遠距離恋愛も乗り越えられると思います。
海外就職でもなんでも、好きなことにチャレンジしましょう。

 

Nainaの彼氏について

ここからは個人的な話です。

ブログでもたびたび言及している彼氏ですが、彼は前の会社で出会った人です。
前の会社ではあまり良いことはなかったですが、彼氏と出会えただけで入る意味はあったかなぁと割と真剣に思っています。

私が激務でボロボロになっていたときに夕飯を作ってくれたり、車で送り迎えをしてくれたり、朝何もする元気がないときに黙って私の髪にドライヤーをかけてくれたとても優しい人です。
入院したときにも、身の回りのことを全てやってくれました。

そして優しいだけでなく、長身で男前です。
かっこいいので一見女を泣かせるタイプに見えますが、付き合ってみると全くそんなことはなくとても信頼できる人でした。
そんな人と付き合えるなんで私は前世で相当な徳を積んだに違いありません。

付き合って一年半ほどがたち、一緒にいるととても楽でなんでも話せる存在です。

転職前は半同棲しており、通勤も一緒、昼食も一緒、帰ってからも一緒、土日も一緒という感じで仕事以外のほとんどの時間を共有していました。
ちなみに仕事でも彼氏は営業、私は経理でしたが担当製品が同じでした。
お互いの課の上司や製造部の部長も私たちが付き合っていることを知っていました。
(私が辞めた今、社内から「お前はどうするんだ」という目を向けられているそうです。笑)

今は遠距離となってしまい寂しいですが、彼氏もインドに来る予定で転職活動をしているところです。
よくこの話をすると「彼氏がついてきてくれるんだね」と言われるのですが、彼氏が後から来るのは事実ですがインドに行くこと自体は二人で決めました(インド就職を決めた理由)。

 

連絡頻度など

もう少し具体的な話をします。
 

  • 連絡頻度について
    毎日連絡をとっています。
    これは日本にいたときからそうでした。
    私も彼氏も電話好きなので、飲み会などのある日を除いて毎日LINEでおしゃべりしています。
    通話しながら洗濯や料理などをしている時間も含めて2~3時間はつないでいると思います。
    話す内容は、その日の会社の出来事や、前の会社の共通の知り合いの話、転職の話など色々です。

  • 時差について
    これは国際遠距離ならではですよね。
    インドと日本は3時間半の時差なので、恵まれているほうだと感じます。
    日本の22~24時、インドの18時半~20時半はお互い仕事が終わって家にいるので、落ち着いて話ができます。

  • 会う頻度について
    GW、お盆、年末年始など日本の長期休暇に合わせて会う予定なので、3~4ヵ月に一度になります。
    2か月に一回くらい会えれば良いのですが、お金と休暇の問題でなかなか難しいです。
    彼氏の転職活動が上手くいけば年末を待たずにインドに来れるので、そうなればいいなと思ってます。
    5月に香港で会って、次回は8月に日本で会う予定です。

以上、遠距離恋愛について書いてみました。
遠距離恋愛中の方もそうでない方も、楽しい毎日をお過ごしください!

この記事へのコメント

  1. こんばんは。
    早速記事にしていただいてありがとうございます!
    仕事早くてびっくりです。

    >ソフトの進化に対してハードがついてきていないのです。
    ハードの進化には何万年という気の遠くなるような時間が必要なので、私たちが生きている間にはこの矛盾は解決しないでしょう(現代の社会が、女性が男性と同じように教育を受け仕事をしているにもかかわらず子供を産めるのは女性だけだという矛盾を抱えているのと同じですね)。

    ここの部分の考え方、ものすごく説得力があります。
    現代の男女平等の議論はこのあたりにフォーカスする必要がありそうです…。
    (Nainaさん、将来的にこの手の話を問題提起する人になってください!笑)

    遠距離に対する考えをプライベート含めて書いていただけたおかげで、よくわかりました!
    記事に書かれている、信頼関係、距離と金銭事情、価値観をすり合わせられるかというところはとても納得できました。
    遠距離で続くのは、遠距離になった時点で強固な信頼関係が既にある場合に限るのだなと思いました。また、男女両方に冷静に価値観をすり合わせる頭があることが重要そうです…。片方が感情論に走ったり、思考を放棄するタイプだとうまくいかなさそうです。

    ただ、「遠距離を終わらせる」という方向を目指すということについては、具体的には就職先を選ぶこと、住むところを同じにする=同棲or結婚をすることになると思うので、20代中盤~くらいの真剣交際に限られそうです。まあ、「遠距離をしてでも将来的に一緒にいたいと思う相手だからこそ遠距離を選択する」という考え方からすれば、当然かもしれませんが笑
    遠距離は年齢問わず幅広い人がやっていると思いますが、本質的には(精神的にも肉体的にも)大人の人だけができる選択なのかもしれませんね…。

    個人的な話になってしまいますが、先日ネット出会いの相手と破局しました。その理由が「毎日数時間通話していたせいで、一緒にいすぎたことでお互いに依存のようになり、お互いわがままになって喧嘩が増えた」という感じでした。
    そのせいか「ちょっと距離があるとしてもたくさん通話するのはよくないことで、会うことにフォーカスした方がいいのかな」と思っていたのですが、今回の記事にある連絡頻度と会う頻度の部分を読んで、通話中心のお付き合いでも続くものは続くんだなと知って安心しました!(改めて考えてみると、私のケースは通話のしすぎではなく、価値観のすり合わせができていなかったということだと思います。中間地点が1時間30程度の距離だったのでそこまで離れてはいませんが、特に将来的に遠距離を終わらせるビジョンがなかったです。)

    長文コメント失礼しました。
    詳しく書いていただいて、ありがとうございました!

    1. 読者さん、コメントありがとうございます。
      こんな風に自分のブログを読んでくれている人がいるということに、驚きとうれしい気持ちでいっぱいです。

      信頼関係が築けていない段階での遠距離や、結婚を見据えない遠距離については自分に経験がないためなかなか想像できませんでした。
      私は記事に書いたような考えなのですが、遠距離恋愛を通して信頼関係を築いていったり遠距離恋愛そのものを楽しむという姿勢も大切かもしれないなと今コメントいただいて思いました。
      最近は週末婚、別居婚という形もありますしね。
      遠距離は両方が精神的に大人でないと続かないというのは本当にそうだな~と思います。

      読者さんも遠距離恋愛をされていたのですね。
      私も連絡頻度は昔とても悩みました。
      「連絡しすぎると飽きられる」というネットの記事を読んだりしていました。笑
      でも価値観のすり合わせや話し合いができる関係であれば、乗り越えられる問題だと今になっては思います。

      それにしても遠距離って難しいですよね。
      読者さんが(できることならすぐ会えるような距離で)また素敵な恋愛ができることをお祈りしてます。

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